ラグ用接着剤の種類・準備
こんにちは。大阪の森ノ宮でタフティングのワークショップと機材・資材の専門店を運営しているTufting studio & shop RUGMATAG(ラグマタグ)です。
今回は裏面の仕上げの際に使用する接着剤の選び方や使用時に必要な準備について詳しくご紹介いたします。「どのように選んだらいいの?」「準備するものは?」と疑問をお持ちの方の参考になれば嬉しいです。
接着剤の種類
接着剤は基布と毛糸と裏地を接着するのに必要です。
当店では2種類のラグ用接着剤を取り扱っており、それぞれの特徴をまとめてみました。こちらの2種類はラグのプロである敷物会社さまで実際に使用されている接着剤です。
・RADITEX(裏地用糊)※滑り止め効果付き
株式会社三好敷物が企画するタフティングラグ専用接着剤です。
タフティングラグ専用に開発された接着剤で、三好敷物さんでも実際に製品に使用されており、信頼できる接着剤です。
撹拌して使用することで、 体積が2~3倍になり使う量を減らすことができる・伸びが良くなり、塗りやすくなる ・滑り止め効果の向上 などのメリットが得られます。
当サイトで販売中の裏地用メッシュと一緒に使用することで、切りっぱなし仕上げが可能になり、滑り止め効果を発揮します。
フローリングなどに敷くラグ制作に強くお勧めいたします。
・タフティング用バッキング剤(ラグ用接着剤)※防ダニ効果付き
こちらの接着剤も敷物会社さまで実際に使用されている製品です。
防ダニ成分が配合されており、ダニを寄せ付けません。※実証実験済み
こちらの接着剤を使用して仕上がったラグはお子様やペットのいる環境でも安心してご使用していただけます。
壁掛け用のタフティング作品や、ラグを長期保管する場合にもお勧めです。
当店で販売しているメッシュやバッキングクロスと相性が良いです。
※若干の滑り止め効果はありますが、三好敷物さんのRADITEXほど強くはありません
準備
接着剤を塗布する際は、換気のいい環境で作業してください。
接着剤は服につくと取れにくいため、汚れても良い服もしくはエプロンなどを使用するのがおすすめです。
塗布後乾燥させる際は、フレームに張ったまま直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥させましょう。自宅での作業だと屋根のついたベランダや風通しの良いガレージなどがおすすめです。 夏場だと1~2日、冬場だと2〜3日乾かす事になるので乾かすスペースがあるか事前に確認しておくのが良いでしょう。
次に接着剤を使用する際の準備物を紹介します。
・ミキサー
当店の接着剤はどちらも撹拌して使用します。
ハンドミキサーを接着剤用に用意するのがおすすめです。
当店では1度に大量に撹拌できる卓上ミキサーを使用しております。
大量のラグを制作される方は卓上ミキサーもお勧めです。
・計量器
60cm×60cmのラグで400g~500gほど使用します。使用量に合わせた計量器を用意しましょう。
・ヘラ
塗布する際に使用するプラスチック製などのヘラを用意しておきましょう。ホームセンターなどで購入可能です。
・ボウルもしくはバケツ
撹拌して使用すると、体積が2〜3倍に膨らむため余裕を持って大きめのものを用意しましょう。
まとめ
当店で取り扱っている2種類の接着剤はそれぞれ特長があります。
ラグの用途や使用環境に応じて、最適な接着剤をお選び頂ければ幸いです。
次回のブログでは接着剤の使用方法について解説する予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。RUGMATAGでは、今後もタフティングに関する様々な記事を投稿していく予定です。新着情報はinstagram・Twitter・LINE公式アカウント・メールマガジン(下記)などで定期的にお知らせしていく予定です。ご興味のある方はぜひ、SNSのフォローやLINE公式アカウントの友達追加、メールマガジンへの登録をよろしくお願い致します。