【初心者必見】タフティングとは?今話題の新時代の手芸を解説(2025年版)

【初心者必見】タフティングとは?今話題の新時代の手芸を解説(2025年版)

最終更新日:2025年11月24日

こんにちは。大阪・北堀江でタフティングのワークショップと、機材・資材の専門店を運営している Tufting studio & shop RUGMATAG(ラグマタグ) です。

ここ数年でタフティングは、SNSをきっかけに一気に広まり、「自分でラグやインテリアを作る」新しいものづくり文化として定着し始めています。制作風景の動画がTikTokやInstagramで拡散され、初めて知る方の入口にもなっています。

さらに2025年は、床に敷くラグだけでなく、チェアラグ・壁掛けアート・ミラー・クッション・小物トレーなど、暮らしの中での用途が大きく広がってきました。

「タフティングって最近よく聞くけど、一体なんのこと?」

そんな疑問を、この記事で分かりやすくまとめます。

タフティングブームはどこから始まった?

Tuft the World: タフティングマニュアルガイドブック - RUGMATAG

2010年代後半、アメリカのタフティングスタジオ Tuft the World タフト・ザ・ワールド)を中心に、タフティングガンで作品を作る様子がSNSで拡散され、そこからタフティングは世界中に広がりました。Tuft the Worldはガンや教材の普及、コミュニティづくりを通じて、現在のタフティング再ブームを牽引してきた存在の一つです。

※日本で広がり始めたのは2021年ごろからです。

RUGMATAGでもTuft the Worldの共同創設者兼共同オーナーであるティアナン・アレクサンダーとティム・イーズが執筆した「TUFT THE WORLD」を取り扱っており、私たちが活動を続ける上で大きなリスペクトを持っているスタジオです。

タフティングは、“つくる楽しさ”や“手を動かす時間”が減ってきた日本の中で、もう一度ものづくりの魅力が見直されるきっかけの一つになるのではないか。私たちRUGMATAGはそう考えています。

タフティングとは?

タフティング(Tufting)とは、布に毛糸を打ち込み、パイル(毛足)を作って絵や模様を描く製造技法のことです。

もともとはラグやカーペットを作る工場の技術として長く使われてきました。

最近はこの技法を、家庭用サイズのタフティングガンで楽しめるようになり、趣味・表現・インテリアづくりとして一気に広まっています。

タフティングはどうやって作るの?

ざっくり流れはこんな感じです。

  • フレームにタフティングクロス(基布)を張る木枠に基布を張って固定している様子。
  • デザインを写す(投影/トレース/手描き)
    基布に星型の図案を定規とペンで下書きしている。
  • タフティングガンで毛糸を打ち込む
    黄色い星型のラグをタフティングガンで打ち込んでいる。
  • 裏面に接着剤で裏地を貼り、乾燥させる
    星型ラグの裏面に白い接着剤をヘラで均等に塗布している。
  • 表面をトリマーなどで整えて完成
    水色ベースの花型ラグをバリカンでフラットに刈っている。

やることはシンプルですが、毛糸の選び方や道具の扱い方で仕上がりが大きく変わるのが面白いところです。

工場の技法から、家庭の趣味へ

日本の敷物工場でも昔からタフティング技法は使われてきました。

ただ工場で使うガンは工業用で重く、扱いも専門的です。

そこに、軽量で家庭向けに最適化されたタフティングガン(約1.4kg前後)が登場し、「個人でも安全に作れる現実的な手段」になったことが、現在のブームを生んだ大きな要因です。

タフティングの魅力

タフティングが多くの人を惹きつける理由は、かなりはっきりしています。

1. デザインの自由度が高い

好きな絵・文字・模様など、“自分の欲しいラグ”を自分で形にできるのが魅力です。

プロジェクターで投影して写す方法もあるので、絵が得意でなくても大丈夫。

フリーハンドで描いてラフに作る方もいて、スタイルは人それぞれです。

※著作物を扱う場合は、個人使用・自己責任の範囲で楽しみましょう。

2. 作業に没頭できる

オリジナルラグタフティングワークショップ - RUGMATAG

布にデザインを描き、そこに沿って毛糸を打ち込んでいく。

この繰り返しがとても集中できて、デジタルデトックスの趣味としても相性がいいと言われています。

3. 達成感が大きい

タフティングガンを布に押し込みながら作業するので、程よく体力も使います。

少し汗をかきながら進めて、完成したときの達成感はかなり大きいです。

「これ自分で作ったの?」と驚かれるのも、嬉しい瞬間です。

4. 作品の使い道が幅広い

床に敷くラグはもちろん、壁に飾るアート、クッション・インテリア小物、プレゼント、アクセサリー・販売作品など、作った後の楽しみ方がいろいろあります。

近年はインテリアトレンドでも“手触りや立体感のあるラグ”が注目されていて、タフティング作品との相性が良い流れです。

タフティングで作れるもの(2025年の広がり)

以前は「床に敷くラグ」が中心でしたが、最近は用途がかなり広がっています。

  • チェアラグ/椅子の座面ラグ
  • 壁掛けアート
  • タフティングミラー
  • クッション/小物マット/トレー
  • 店舗やブランドの什器・装飾

ラグづくりを超えて、“暮らしのパーツを自作する感覚”に近づいてきました。

この広がりがあるからこそ、初めての1枚でも「どんな用途で作るか」を考えると、デザインが決めやすくなります。

RUGMATAGでは“タフティングはラグだけじゃない。” そんな発見から広がる、タフティングのアイデアをご紹介する「タフティングでつくってみよう!」というコンテンツも発信中です。

まず始めてみたい方へ

この記事を読んで「やってみたい!」と思った方へ。

タフティングを最短で、迷わずスタートしたいなら、RUGMATAGのタフティングスターターセットがおすすめです。 タフティングガン・フレーム・基布・接着剤・トリマーガイドなど、最初の1枚を作るために必要な道具と資材を一式まとめたセットなので、届いたその日から制作を始められます。

「何を選べばいいか分からない」「買い間違いが不安」という方は、まずこのセットから始めるのがいちばんスムーズです。

また、RUGMATAGは大阪・北堀江に実店舗があり、店頭での道具相談も可能です。
まずは一度体験してみたい方には、4つのタフティング体験ワークショップをご用意しています。

遠方の方や来店が難しい方は、LINE公式アカウントInstagramのDMでも相談を受け付けています。 制作の進め方や道具選びで迷ったら、気軽に声をかけてくださいね。

まとめ

タフティングは、専用ガンで毛糸を打ち込み、自分だけのラグやインテリア作品を作れる技法・ものづくりです。

工場の技術が家庭に降りてきたことで、誰でも挑戦できる趣味になりました。

  • 自由なデザインで作れる
  • 没頭できてストレス発散にもなる
  • 完成の達成感が大きい
  • 暮らしの中で使い方が広がっている

もし「やってみたいけど不安がある」「何を揃えればいいか分からない」という場合は、いつでもRUGMATAGに相談してください。

最初の一歩を一緒に整えていきましょう。

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