ラグが“反る”のはなぜ?原因と対策を徹底解説
こんにちは!
大阪のタフティング専門店「RUGMATAG(ラグマタグ)」店長のクリスです。
タフティング作品が完成したあと、
「ラグがくるくる丸まってしまう」
「思っているより硬く仕上がってしまった」
というご相談をよくいただきます。
実はこれ、“毛糸の密度が詰まりすぎている” ことが原因です。
ラグが反る仕組みと、今日から試せる改善ポイントをわかりやすく解説します。
ラグが反る主な原因は “毛糸の詰まりすぎ”
タフティングクロスに毛糸が必要以上にギュッと詰まると、布が前へ押し出されて反ってしまいます。
とくに原因となりやすいのは、この2つ。
① タフティングガンを動かすスピードが遅い
ガンの動きが遅いほど、同じ場所に連続で毛糸が入り、打ち込み面の粒が小さく密集します。

その結果、毛糸が収まりきらず、布を押し出して反ってしまいます。
また、表面では毛糸が打ち込まれずたくさん飛び出してしまい、ロスが増えます。
改善ポイント
• タフティングガンを動かすスピードをいつもより 少し速め を意識する
打ち込み面の粒の大きさの比較
(左)ちょうどいい速さ (右)遅い
② 打ち込みの間隔が狭い(詰めすぎ)

打ち込みの間隔が狭すぎると、毛糸同士が押し合って密度が上がり、反りが起こります。
改善ポイント
• いつもより間隔をあける

• 毛糸の太さ・本数に応じて間隔を調整する

多くの方が “隙間が不安で詰めてしまう” ので、意識的にあけるのがおすすめです!
反らないラグにするためのポイント
1. ガンのスピードは一定に
2. ライン同士の間隔を詰めすぎない
3. 毛糸の太さ・本数に合わせて密度を調整
4. 不安なら、小さくテスト打ちして確認
これだけで反りは大幅に防げます!
まとめ
ラグが反る最大の原因は、
「毛糸を詰めすぎてしまうこと」。
裏面の隙間を見ると少し不安になりますが、表から見ると意外としっかり詰まっています。
詰めすぎないこと=きれいな仕上がりへの近道。
反りを防げるだけでなく、作品のクオリティも大きく上がります。
RUGMATAGでは今後も、
「タフティングの疑問が解決できる」
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そんなコンテンツをお届けしていきます!
次回の更新もぜひ楽しみにしていてくださいね!