こんにちは。大阪・北堀江のタフティング専門店RUGMATAG(ラグマタグ) です。
まずは、タフティングがどんな技法なのか、どんな背景から広がってきたのかを見ながら、作り方や魅力、作れるものまで順番に解説していきます。
タフティングとは?

タフティング(Tufting)とは、布に毛糸を打ち込み、パイル(毛足)を作って絵や模様を描く製造技法のことです。
もともとはラグやカーペットを作る工場の技術として、世界中、そしてここ日本でも長く使われてきました。
近年はこの技法を、家庭用サイズのタフティングガンで楽しめるようになり、趣味・表現・インテリアづくりとして一気に広まっています。
タフティングの歴史
ラグやカーペットそのものの歴史は非常に古く、織りや手結びの技法は何千年も前から世界各地で育まれてきました。
その中で、現在のカーペット産業に直結する「タフティング」が発展したのは、19世紀末から20世紀初頭にかけてのアメリカ・ジョージア州北西部(ダルトン周辺)とされています。
当時、手作業で糸を布に縫い付けて「タフテッド・ベッドスプレッド(ベッドカバー)」を作る家内工業(内職)が広まり、やがてその手法が機械化されていきました。
1950年代にはタフティングマシンの普及によってカーペットの大量生産が可能になり、ダルトンは「世界のカーペットの首都(Carpet Capital of the World)」として知られるようになります。
※「タフティングは北欧発祥」という情報を見かけることがありますが、北欧の伝統的なパイル表現(織りや手仕事の技法)と混同されているケースもあります。カーペット産業として発展したタフティングの起源としては、アメリカ・ダルトン周辺の流れが広く知られています。
この技術はやがて日本にも伝わり、国内のカーペット工場でも主要な製造技法として現在まで受け継がれています。
RUGMATAGが扱っているラグ用資材も、こうした長年の産業で培われた確かな技術や知見がベースになっています。
そして2010年代後半、工業用とは異なる「軽量・小型のハンドタフティングガン」が登場したことで、個人が自宅で自由に表現を楽しめる「ホームタフティング」が広がり始めました。
現代のタフティングブームはどこから始まった?

2010年代後半、アメリカのタフティングスタジオ Tuft the World(タフト・ザ・ワールド)を中心に、タフティングガンで作品を作る様子がSNSで拡散され、そこからタフティングは世界中に広がりました。Tuft the Worldは、ガンや教材の普及、コミュニティづくりを通じて、現在のタフティングブームを牽引してきた存在の一つです。
※日本で広がり始めたのは2021年ごろからです。
RUGMATAGでも、Tuft the Worldの共同創設者兼共同オーナーであるティアナン・アレクサンダーとティム・イーズが執筆した「TUFT THE WORLD」を取り扱っており、私たちが活動を続ける上で大きなリスペクトを持っているスタジオです。
タフティングはどうやって作るの?
ざっくり流れはこんな感じです。
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1 フレームにタフティングクロス(基布)を張る -
2 デザインを写す(投影/トレース/手描き) -
3 タフティングガンで毛糸を打ち込む -
4 裏面に接着剤で裏地を貼り、乾燥させる -
5 表面をトリマーなどで整えて完成
工場の技法から、家庭の趣味へ

日本の敷物工場でも昔からタフティング技法は使われてきました。
ただ工場で使うガンは工業用で重く、扱いも専門的です。
そこに、軽量で家庭向けに最適化されたタフティングガン(約1.4kg前後)が登場し、「個人でも安全に作れる現実的な手段」になったことが、現在のブームを生んだ大きな要因です。
タフティングの魅力

タフティングが多くの人を惹きつける理由は、かなりはっきりしています。

好きな絵・文字・模様など、"自分の欲しいラグ"を自分で形にできるのが魅力です。
プロジェクターで投影して写す方法もあるので、絵が得意でなくても大丈夫。
フリーハンドで描いてラフに作る方もいて、スタイルは人それぞれです。
※著作物を扱う場合は、個人使用・自己責任の範囲で楽しみましょう。

布にデザインを描き、そこに沿って毛糸を打ち込んでいく。
この作業がとても集中できて、デジタルデトックスの趣味としても相性がいいと言われています。

タフティングガンを布に押し込みながら作業するので、程よく体力も使います。
少し汗をかきながら進めて、完成したときの達成感はかなり大きいです。
「これ自分で作ったの?」と驚かれるのも、嬉しい瞬間です。
床に敷くラグはもちろん、壁に飾るアート、クッション・インテリア小物、プレゼント、アクセサリー・販売作品など、作った後の楽しみ方がいろいろあります。
近年はインテリアトレンドでも"手触りや立体感のあるラグ"が注目されていて、タフティング作品との相性が良い流れです。
タフティングで作れるもの(制作物の広がり)
タフティングが広がり始めた当初は「床に敷くラグ」が中心でしたが、この数年で用途がかなり広がっています。
ラグづくりを超えて、"暮らしのパーツを自作する感覚"に近づいてきました。
この広がりがあるからこそ、初めての1枚でも「どんな用途で作るか」を考えると、デザインが決めやすくなります。
まず始めてみたい方へ

タフティングを最短で、迷わずスタートしたいなら、RUGMATAGのタフティングスターターセットがおすすめです。
タフティングガン・フレーム・基布・接着剤・トリマーガイドなど、最初の1枚を作るために必要な道具と資材を一式まとめたセットなので、届いたその日から制作を始められます。
「何を選べばいいか分からない」「買い間違いが不安」という方は、まずこのセットから始めるのがいちばんスムーズです。
まとめ
タフティングは、専用ガンで毛糸を打ち込み、自分だけのラグやインテリア作品を作れる技法・ものづくりです。
工場の技術が家庭に降りてきたことで、誰でも挑戦できる趣味になりました。
- 自由なデザインで作れる
- 没頭できてストレス発散にもなる
- 完成の達成感が大きい
- 暮らしの中で使い方が広がっている
もし「やってみたいけど不安がある」「何を揃えればいいか分からない」という場合は、いつでもRUGMATAGに相談してください。
最初の一歩を一緒に整えていきましょう。