【初心者必見/購入前に確認】ハンドメイドでラグがつくれる!?「タフティング」の始め方
(2024年8月10日更新)
こんにちは。大阪の森ノ宮でタフティングのワークショップと機材・資材の専門店を運営しているTufting studio & shop RUGMATAG(ラグマタグ)です。今回はタフティングの始め方をまとめてみました。「タフティングをはじめたいけど、まずは何をすれば良いのかわからない…」という方の参考になれば嬉しいです。
「そもそもタフティングって?」という方はよろしければこちらの記事「タフティングとは」から先にご覧ください。
タフティングに必要な環境の整備
①音の問題
当店が取り扱うタフティングガン(AK-1)で約80デシベルあります。(他社製品で約90~100デシベル程度)ドライヤーなどの音に近いのですが、マンションや隣の家が近い場合は夜間の使用は控えましょう。日中は問題なく使用できます。
※音が気になって当店に足を運んで下さる方が当店のタフティングガンの音を聞くと、殆どの方は「思っていたよりかなり静かですね」という感想です。他社製品では音の大きなタフティングガンもありますのでご注意ください。
②スペースの確保
制作するタフティングフレームのサイズにも寄りますが、作業スペースの確保は何より重要です。毛糸や道具の保管場所も必要です。また、作業中に毛糸のクズが出るのでペットや小さなお子様がいる部屋での作業は避けるべきでしょう。
③タフティングフレームの設置場所
ポピュラーな設置の仕方は机の上にフレームを固定します。万力で机とフレームを固定するのですが、使用予定の机に万力でフレームの固定できるか確認しましょう。当店が考案した方法で、2×4と突っ張り式のアジャスターで柱を作ってフレームを固定する方法もありますので環境に合わせてベストな方法を探しましょう。タフティングは布にガンを強めに押し込むため通常の机だと動いてしまいます。机を壁際に設置するか重しを利用するのが良いでしょう。
※プロジェクターを使用する場合は設置場所も考える必要があります。使用するプロジェクターによって設置場所と距離が変わりますのでご注意ください。
④制作したラグを乾かす場所の確保
毛糸を打ち込んで作ったラグは裏面に接着剤を塗って毛糸が抜けないようにする必要があります。夏場だと1~2日、冬場だと2〜3日乾かす事になるのでベランダなどにスペースがあるか確認してください。また、接着剤の種類によっては臭いがきつい場合があるので周辺環境の注意が必要です。
①②③④がクリア出来ればあとは必要なものを揃えていきましょう。
機材・道具・資材を揃える
※環境が整ってから機材・資材の購入をお勧めします。
⑤機材・道具を揃える
タフティングをするのにはいくつかの道具が必要になります。揃えるのは少し大変ですが、揃えてしまえば毛糸や布、接着剤などの資材以外は長く使える物ばかりです。
☆はRUGMATAGで販売中
・タフティングガン☆(カットパイルorループパイルor2-in-oneモデル)
※タフティングガンは故障する可能性のある物です。アフターフォローがしっかりしているタフティング専門店での購入をお勧めします。参考記事:タフティングガンの種類と選び方
・タフティングガン用のオイル
・タフティングフレーム☆ 参考記事:タフティングフレームの作り方
・フレーム設置に使う万力
・糸巻き機☆
・グルーガン(裏面縁用)
・下書き用ペン
・ハサミ☆(毛糸を揃える用)
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あれば便利な物
・バリカン用オイル
・電動ハサミ☆
・プロジェクター
届いたその日からタフティングが始められるスターターセットも販売中!
ラグを作り始める
⑥タフティングフレームにタフティングクロスを張る
クロスをフレームに付ける際、張りがとても重要になります。張りが足りていないとデザインが歪むのでしっかりと張り付けましょう。おすすめは上下、左右の順番で張るとスムーズです。
⑦作りたいラグのデザインの作成
手法は様々(フリーハンド、デジタル)ですが、今回は私達が行っている方法を記載しておきますので参考にしてください。デザインはipadでお絵かきアプリを使用して作成しています。出来たデザインをプロジェクターで転写し、下書きを行います。※デザインを転写する際、反転させる事を忘れないようにしてください。
⑧ラグの制作開始
下書きが終われば後は毛糸を打ち込んでいきましょう。打ち込みが終われば裏面に接着剤を塗りバッキングクロスを貼った後2〜3日乾かします。(この時はまだタフティングフレームに布は貼ったままです)
乾燥が終わればフレームから布を外し、制作したラグの縁を数センチ残し切り取ります。縁の処理を行い、裏面を綺麗に仕上げます。最後に表面にバリカンとハサミを使い綺麗に処理してラグの完成です。
まとめ
今回はタフティングの始め方についてご紹介しました。慣れるまでは少し大変ですが、慣れてしまえばこっちのものです。沢山制作して最高のラグを生み出しましょう。
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