タフティングラグの表面仕上げ方法|バリカンの使い方と整えるコツ
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タフティングラグの表面仕上げは、バリカンの当て方・角度・方向を意識するだけで完成度が大きく変わります。
この記事では、バリカンの基本的な使い方から、きれいに整えるコツ、よくあるお悩みへの対処法まで、実際によくご案内している内容をわかりやすくご紹介します。
こんにちは。大阪・北堀江のタフティング専門店 RUGMATAG(ラグマタグ) 店長の栗巣です!
日々タフティング用品の販売やワークショップを行う中で、ラグの表面仕上げについてよくご相談をいただきます。
「境目を彫るカービングをやってみたい!」という方は、初心者のためのカービング基本テクニックもあわせてご覧ください。
よくいただくお悩み
たとえば、こんなご相談をよくいただきます。
- トリマーガイドをつけているのにうまく整えられない
- 途中で引っかかったようになって、バリカンが進まない
- 刈った毛くずが隣の色に混ざってしまう
これらはどれも、ちょっとしたコツで解決できることがほとんどです。順番に解説していきます。
表面仕上げで使う道具
表面仕上げには、主にラグ用バリカン(カーペットトリマー)を使います。
ラグ用バリカンの詳細を見る毛足の高さを整えたり、表面の凹凸をならしたりするのに欠かせない道具です。
表面をよりフラットに整えたいときは、トリマーガイドがあると作業しやすくなります。
ワンタッチトリマーガイドの詳細を見る
また、縁や細かい部分など、バリカンだけでは調整しにくいところは、ハサミを併用すると整えやすいです。RUGMATAGでは用途に合わせて3種類のラグ用ハサミを取り揃えています。
バリカンを使うときの基本
POINT 1 刃の角度を意識する
まずは、バリカンの刃先をよく見てみてください。刃先はまっすぐ平らではなく、少し斜めに角度がついています。

表面をきれいに刈るには、その刃先をラグの表面に対してなるべく平行に当てることが大切です。
少し"つま先立ち"するような角度で当てるイメージが近いです。

よくある失敗:この角度がずれると、うまく刈れなかったり、逆に削りすぎてしまったりすることがあります。
POINT 2 力加減を調整する
押し当てる力加減も大切です。

強すぎる
刈りすぎの原因に
弱すぎる
毛足をキャッチできず整えられない
最初は軽めから
様子を見ながら調整するのがおすすめ
ラグの密度や毛糸の種類によっても、ちょうどいい力加減は少し変わります。
フラットに整えるならトリマーガイドが便利
表面を平らに整えたいときは、トリマーガイドを使うのがおすすめです。

- バリカンの角度が安定して毛足の高さがそろえやすい
- 手持ちだけで整えるよりムラが出にくい
- 広い面も効率よく仕上げやすい
特に、表面を均一に整えたい方や、仕上げ作業にまだ慣れていない方には使いやすいアイテムです。
きれいに整えるコツ
表面をきれいに整えるために、特に意識したいポイントを3つご紹介します。
TIP 1 いろいろな方向から刈る
一方向からだけ刈っていると、毛先が寝たままになって刈れていない毛が残ることがあります。いろいろな方向から刈るようにしましょう。

TIP 2 毛ながれを変える
ラグの毛足を手のひらで逆立てるようにして毛流れを変えると、寝た毛が起きあがりカットしやすくなります。

TIP 3 最後はいろいろな角度から確認する
全体を整え終わったら、仕上がりをいろいろな角度から確認しましょう。

ラグの表面と目線が合う位置から見たり、少し離れて見たりすると、気づきにくいムラが見つかりやすくなります。
縁部分の整え方
表面を整えたら、次は縁部分も仕上げていきます。
縁の整え方にはさまざまな方法がありますが、今回はバリカンにまだあまり慣れていない方でも取り入れやすい、ハサミを併用した方法をご紹介します。
STEP 1 剪毛バサミで余分な毛をカット
まずは剪毛バサミを使って、縁の不揃いな余分な毛をカットしていきます。

ポイント:必ず裏側も確認しながら進めましょう。どのくらいまでカットして大丈夫かを見ながら、クロスを切ってしまわないよう注意して整えていきます。
STEP 2 バリカンで丸みのある仕上がりに
ハサミだけでも十分きれいに仕上がりますが、さらにバリカンで縁に丸みをつけることができます。
バリカンはトリマーガイドを外した状態で使い、縁の角を少しずつ削るように整えていきます。

バリカンを傾ける角度を少しずつ変えながら、いろいろな角度から当てるとフォルムが整いやすくなります。細かい部分の微調整はハサミを使うときれいに仕上げやすいです。
好みの形に整ったら、縁部分の仕上げは完成です!

毛くずが隣の色に混ざるときは?
表面仕上げの作業中、刈って出た毛くずが隣の色に入り込み、色移りしたように見えることがあります。

特に、明るい色と濃い色が隣り合っている部分では起こりやすいです。
対処法:吸い取りながら作業する
集塵機や掃除機などで毛くずを吸い取りながら作業すると改善しやすくなります。毛くずをそのままにせず、こまめに取り除きながら進めましょう。

最後の仕上げにも表面全体をしっかり集塵機などで吸い取り、毛くずを取り除きましょう。
毛くずを取り除く際は、ラグ用クリーナーを使うのもおすすめです。

新品バリカンをお使いの方へ:新品の刃にはメンテナンス用のオイルが塗布されています。そのまま使用すると、オイルと毛くずが混ざってラグ表面に付着し取れにくくなることがあります。ラグに触れる部分にオイルがついている場合は、あらかじめ拭き取ってから作業するのがおすすめです。

新しい刃なのに引っかかるときは?
「刃はまだ新しいのに、うまく進まない」「途中で引っかかったようになって刈りづらい」というご相談もよくあります。
CHECK 1 刃の目詰まりを確認する
まず確認したいのが刃の目詰まりです。刈った毛くずが刃の間にたまっていると、新しい刃でも動きが悪くなることがあります。

うまく刈れないときは、まず刃の状態を確認して、付属のブラシなどで毛くずを取り除いてみてください。それだけで改善することも少なくありません。
CHECK 2 前後に動かしながら、方向を変えてみる
一方向からかけていて引っかかる場合は、無理に押し進めるのではなく、少し前後に動かしながら進めると刈りやすくなることがあります。

さらに、別の方向から当てるとスムーズに刈れる場合もあります。毛流れや密度によって刈りやすい方向が変わることもあるので、ひとつの方向だけにこだわらず、いろいろな方向から試してみるのがポイントです。
まとめ
タフティングラグの表面仕上げは、バリカンの当て方や角度、刈る方向を意識するだけでも仕上がりが大きく変わります。
① 刃先の角度を意識して当てる
② 力のかけ具合を調整する
③ 毛ながれを変えながら、いろいろな方向から刈る
④ 集塵機などで吸い取りながら作業する
⑤ 毛くずや刃の目詰まりをこまめに確認する
健康面について:バリカン作業中は細かい毛くずが舞いやすいため、マスクの着用、または集塵機などで吸い取りながらの作業がおすすめです。小さなお子さまやペットがいる環境で作業する際も、毛くずの舞い上がりには十分お気をつけください。
ラグの仕上げ作業が少しずつ上達して、きれいに整えられるようになっていくのも、タフティングの楽しさのひとつです。
作業環境にも気を配りながら、ぜひ心地よく作品づくりを楽しんでくださいね。
仕上げの道具選びや制作の進め方で迷ったら、LINE公式アカウントやInstagramのDMでいつでもご相談を受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
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