【タフティング用毛糸の使用量検証】毛糸1コーンで、どれくらいのラグが作れる? - RUGMATAG

【タフティング用毛糸の使用量検証】毛糸1コーンで、どれくらいのラグが作れる?

こんにちは!
大阪のタフティング専門店「RUGMATAG(ラグマタグ)」店長のクリスです。
お客さまから「毛糸って、どのくらい使うの?」とよくご質問をいただきます。
そこで今回は、実際に毛糸1コーンでどれくらいのサイズのラグが作れるのかを、当店スタッフが検証してみました!


毛糸の使用量が分かると、制作コストの目安にも◎

「どれくらいの毛糸が必要なんだろう?」
この疑問が解消できれば、必要な量だけを無駄なく購入できて、コストの削減にもつながります。

今回の検証では、当店で販売している以下の2種類の毛糸を使用しました。
・MB210 アクリル毛糸(1コーン = 250g)|5本取り
・ウール毛糸(1コーン = 500g)|2本取り

前回の検証(ソフトアクリル毛糸編)

まずはおさらい。
以前の検証では、ソフトアクリル毛糸(1コーン = 200g)で約35cm × 30.7cm(1,075㎠)のラグが完成しました。


▶︎ [そのときの記事はこちら]


今回の検証は「初心者スタッフ・みなみちゃん」が担当!

打ち込みを担当するのは、タフティング初心者のスタッフ・みなみちゃん!
初心者ならではのリアルな使用量なので、これから始める方にもきっと参考になるはずです。

 

事前準備:毛糸を「複数本取り」に分けます

1本のコーンから複数本に分けるために、玉巻器を使用して準備していきます。


MB210 アクリル毛糸(1コーン = 250g)|5本取り

→ 4つの玉巻+元のコーンの計5本に分けて準備。

ウール毛糸(1コーン = 500g)|2本取り

→ コーン+玉巻1つの2本取りで準備。

 

使用するタフティングガン

AK-1 カットパイルタフティングガン
・毛足:約16mm

【検証①】MB210 アクリル毛糸(1コーン = 250g・5本取り)

打ち込み間隔:布糸3本分

MB210を打ち込む際のラグマタグおすすめの隙間の間隔です。柔らかくふんわりとした仕上がりになるのが特徴。

 

みなみちゃんは、慣れない「横打ち」に苦戦しながらも、丁寧に打ち込み完了!


完成サイズ

縦:52.5cm × 横:31cm(面積:1,627.5㎠)
正方形換算:約40.3cm × 40.3cm

このサイズ感なら、チェアパッドや小さめのポイントラグにぴったり。250gでも意外と大きいサイズが打ち込めました!

 

【検証②】ウール毛糸(1コーン = 500g・2本取り)

ウール毛糸は打ち込みの密度を変えて2パターンで検証しました!

【パターンA】しっかり密度で重厚感ある仕上がり

打ち込み間隔:布糸2本分
ラグマタグおすすめ。耐久性・高級感を重視したい方向け。硬めでしっかりした質感になります。

完成サイズ

縦:46.5cm × 横:41.5cm(面積:1,929.75㎠)
正方形換算:約43.9cm × 43.9cm

【パターンB】ふんわり柔らか仕上げ

打ち込み間隔:布糸3本分
柔らかくナチュラルな風合いにしたい方におすすめ。

完成サイズ

縦:55.5cm × 横:46.5cm(面積:2,580.75㎠)
正方形換算:約50.8cm × 50.8cm

パターンA(左)とB(右)の完成ラグは大きさにこんなに違いが出ました!ラグの用途に合わせて密度を調整することで、作れるラグサイズが変わるのと、同じ毛糸でも仕上がりの風合いが変わります。

 

まとめ:毛糸別・作れるラグサイズ目安

①ウール(A)/500g

約46.5×41.5cm (1,929.75㎠)

②ウール(B)/500g

約55.5×46.5cm (2,580.75㎠)

③MB210アクリル/250g 

約52.5×31cm (1,627.5㎠)

④ソフトアクリル毛糸/200g

約35×30.7cm(1,075㎠)

画像左から順に①②③④

おわりに

今回は、「毛糸1コーンでどれくらいのラグが作れるのか?」を初心者スタッフがリアルに検証してみました!

もちろん、使用するタフティングガンや打ち込みのスピード、密度などによって結果は変わってきますが、今回の検証が制作時の毛糸の目安としてお役に立てれば嬉しいです。

今後の制作にぜひご活用ください!
次回のブログもお楽しみに!

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