Tufter's Voice#05|yozca(ヨスカ)

Tufter's Voice#05|yozca(ヨスカ)

 

タフティングを続ける人の、リアルな声。

Tufter's Voice #05

タフティングを趣味や仕事で続ける方に聞く、インタビューシリーズ。

第5回目のゲストは、
広島でタフティングスタジオを営む yozca(ヨスカ)さんです。

yozcaさんがタフティングガンを手に毛糸を打ち込むタフティング制作の手元
ものづくりや表現することが好きだったyozcaさんが、新しい趣味を探していたときに出会ったのがタフティングでした。Instagramで見た海外や国内の作品、その自由でカラフルな世界観に強く惹かれ、「自分でも好きなデザインを形にしてみたい」という気持ちから制作を始めたそうです。

壁に展示されたyozcaさんのキャラクターや花柄のカラフルなタフティングラグ作品

今では会社員からフリーランスへと働き方も変わり、ラグだけにとどまらず、立体作品や身に付けられるアイテムまで、タフティングの可能性を広げ続けています。

今回はそんなyozcaさんに、始めたきっかけ/制作環境/タフティングで変わったこと、そしてこれからまで伺いました。

自己紹介

活動名/地域

yozca(ヨスカ)/広島

タフティング歴

約3年

今の活動

販売/展示/ワークショップ

普段のお仕事

個人事業主としてタフティングスタジオをしています

制作やワークショップなどの頻度

ワークショップは月1〜2回、制作は基本的に毎日しています

Instagram: @yozca.rug

オンラインショップ: yozca.official.ec

 

作品や活動のスタイルやテーマ

基本的にスタイルやテーマを強く決めすぎず、その時に作りたいものを自由な発想で制作しています。

その中でも自然とカラフルでポップな作品になることが多く、遊び心や自分らしさが表れる表現を大切にしています。

また、敷物としてのラグだけにとどまらず、立体作品や身に付けられるアイテムなど、タフティングの可能性を広げる展開も意識しています。
折りたたみチェアを多色の毛糸で覆ったyozcaさんのタフティング立体作品黄色いタグ付きで並ぶyozcaさんの多色タフティング「ゴジリ」キーホルダーyozcaさん制作「ゴジリ」シリーズのターコイズ色タフティングぬいぐるみキーホルダー

 

はじめたきっかけ

もともとものづくりや表現することが好きで、新しい趣味を探していたところ、Instagramでタフティングを知りました。

海外や国内の作品を見て、その自由な表現やカラフルな世界観に強く惹かれ、自分でも好きなデザインを形にしてみたいと思ったことが始まりです。

海辺のイベント会場でyozcaさんがフレームにタフティングガンで実演制作

 

最初の作品

最初に制作したのは、座布団サイズのラグでした。何もかも手探りの状態だったため、YouTubeを見ながら慎重に制作を進めていきました。

実際にタフティングガンを使った時は、想像していた打ち込む感覚との違いに驚きながらも、少しずつ感覚を掴んでいったのを覚えています。

今見ると不格好な仕上がりですが、現在でも制作時に膝をつくための敷物として活躍している、思い入れのある作品です。


初期費用と最初に揃えたもの

道具や材料を一式そろえて、およそ6万円ほどでした。

タフティングガン約34,000円

バリカン約5,000円前後

プロジェクター約5,000円前後

フレーム自作

さらに、毛糸やクロス類、接着剤などをそろえて制作をスタートしました。

 

作業場所

現在は2部屋を使って活動しており、1部屋をワークショップ専用、もう1部屋を自身の制作スペースとして活用しています。

ワークショップ用の部屋では、テーブルに90×90cmのフレームを取り付け、参加者の方が快適に制作できる環境を整えています。

yozcaさんがワークショップでタフティングガンの打ち込み方を参加者へ実演するスタジオ

 

制作スペースには2m×1.5mの大型フレームを常設しており、大きな作品や本格的な制作にも集中できるようにしています。

大型フレームに張った制作途中のタフティング作品と床に広がる多色の毛糸玉畳に置いた木材とインパクトドライバーで自作するタフティング用フレーム

毛糸は種類も多いため、BOXにまとめて収納し、必要な時に掘り出しながら制作しています。整理整頓はまだまだ模索中ですが、それも含めて自分らしい制作環境になっています。

今後はさらにワークショップ部屋の環境や内装にも力を入れ、より快適で世界観のある空間づくりを目指しています。

トルソーの青い立体タフティング作品と毛糸・フレームが並ぶyozcaさんの制作スペース

 

音の感じ方と対策

タフティングガンの音は、大きめの電動ミシンのような作動音で、作業中は少し大きく感じることがあります。さらに、仕上げのバリカン作業や掃除機など、制作工程全体を通して音の出る作業が多いため、環境によっては周囲への配慮が必要になると思います。

下絵に沿ってタフティングガンで毛糸を打ち込むyozcaさんの制作の手元アップyozcaさんがバリカンで「ゴジリ」タフティングぬいぐるみの毛足を刈り込み仕上げ

自分の場合は一軒家で一人暮らしをしており、ご近所さんとの距離もあるため、現在は制作時間や防振対策などを特別気にせず、比較的自由なスタイルで制作しています。

 

はじめる前の不安と実際どうだったか

始める前は特に大きな不安はなく、純粋に「やってみたい」という気持ちの方が強く、不安になる前に始めていた感覚でした。当時はまだ情報も少なかったため、調べながら試行錯誤していく過程そのものがとても楽しく、新しいことを手探りで学んでいく面白さがありました。

実際に始めてからは、使う資材や道具選びに不安を感じることもありました。「これで合っているのか」と半ば手探りで、一か八かのような形で購入する場面も多かったですが、それも含めて経験になったと感じています。

情報が少ないからこそ、自分で調べて試しながら少しずつ形にしていく楽しさがあり、その積み重ねが今の活動につながっています。

 

タフティングをやって一番良かったこと/嬉しかった瞬間

タフティングをやっていて一番嬉しかったことは、頭の中で想像していたものが実際に形になった瞬間です。

もともとラグだけでなく、立体作品や家具、ファッションなど幅広い表現に応用してみたい気持ちが強くあったため、そうしたアイデアを一つずつ作品として形にしていく過程そのものがとても楽しかったです。

yozcaさん制作のカラフルな幾何学模様タフティングラグを敷いたリビングインテリアyozcaさんのタフティング作品で彩られた室内、壁掛けラグ・クッション・置物が並ぶインテリア

 

ラグという素材ならではの制限や縛りをどうクリアするか考えるのは難しくもありましたが、ホームセンターを見て回ったり、Pinterestを眺めたりしながらアイデアを絞り出す時間も、自分にとって特別な時間でした。

キャラクター柄のタフティング生地を張ったyozcaさんのロッキングチェア立体作品

 

特に「ゴジリ」シリーズは、ラグをぬいぐるみへと発展させた作品であり、初めて"自分らしい作品"が明確な形になったと感じた存在です。

カッティングマット上に並ぶ赤青緑黄6色の「ゴジリ」タフティングぬいぐるみ制作途中壁に並ぶyozcaさん制作の多色「ゴジリ」タフティングぬいぐるみキーホルダータフティングは、一つひとつの工程を自分の裁量で工夫できるからこそ、少しの発想や技法の変化でさまざまな応用が可能になります。自分の想像や発想がタフティングを通して現実になり、それが独自の作品として広がっていくことが、今でも一番の魅力だと感じています。

 

つくったラグはどうしてますか?(自分用/プレゼント/販売など)

制作したラグや作品は、基本的に販売を目的として制作しています。自分の表現として形にした作品を、気に入ってくださる方のもとへ届けられることに大きなやりがいを感じています。これからもクオリティを高めながら制作スピードも向上させ、より多くの方に作品を届けられるよう活動の幅を広げていきたいと考えています。

「ゴジリ展」会場の壁一面に並ぶyozcaさんのカラフルなタフティングぬいぐるみキーホルダーyozcaさんの「ゴジリ」キーホルダーを展示販売するイベントブースのディスプレイyozcaさん制作の房付きオレンジと緑の幾何学模様タフティング座布団サイズのラグ

 

タフティングをはじめてからの"自分の変化"

タフティングを始めてから、自分の中で「作りたいものを形にする力」だけでなく、生活そのものが大きく変化しました。活動の軸をタフティングに置くようになったことで、日々の過ごし方や価値観も大きく変わり、会社員からフリーランスへと働き方も変化しました。

yozcaさんがパソコンとペンタブでタフティング作品のデザイン下絵を制作

それに伴って人間関係も大きく広がり、これまで出会わなかったような作家さんやお客様、イベント関係者など、新しいつながりが生まれました。タフティングを通して、自分の表現だけでなく生き方そのものが変わり、より自分らしい人生を築けていると感じています。

 

RUGMATAGで購入したお気に入りのアイテムを教えてください。

お気に入りのアイテムはタフティングガン(AK-1)です。
10mmと16mmの2台で、
毛足の長さを切り替え、高低差を活かした表現ができるところが気に入っています。
作品に立体感や奥行きを出しやすく、制作の幅を広げてくれる欠かせない道具です。

RUGMATAGで購入した理由は、タフティングに関する情報をブログやYouTubeで積極的に発信されており、始める前から参考にしていたためです。
機材の使い方や制作に関する知識が分かりやすく、信頼感がありました。

yozcaさんのスタジオ壁に飾ったレトロな配色のイラスト入りパッケージ箱

 

これから挑戦したい作品/活動

ラグのぬいぐるみキーホルダー「ゴジリ」シリーズは、今後さらに新たな展開を進めていきたいと考えています。

木の根元に並んだyozcaさん制作の茶色と水色のタフティングぬいぐるみ作品

 

特に、異素材と毛糸を組み合わせた表現にも興味があり、これまで以上に独創的で自分らしい作品へと発展させていきたいです。

制作机に並ぶyozcaさんの「ゴジリ」タフティングぬいぐるみとタフティング道具

また、これからの活動としては作品の展示販売を軸に全国各地を巡り、より多くの方に直接作品を見てもらえる機会を増やしていきたいと思っています。各地で展示やPOPUPを行いながら、自分の作品や世界観をより広い場所へ届けていくことが大きな目標です。

そのためにも、SNSやイベントを通して発信力をさらに高め、より多くの人に作品を知ってもらえるよう活動の幅を広げていきたいと思っています。

 

これからタフティングを始めたい人へひとこと!

タフティングを体験できるお店やワークショップも増えてきているので、少しでも興味があるなら、まずは気軽に参加してみるのがおすすめです。

自信がなくても、初めてだからこその味や個性が作品に出るので、きっとお気に入りの一枚が作れると思います。

実際に体験してみることで楽しさや魅力もより感じやすくなりますし、もしそこでハマったら、お店の方に直接相談しながら道具や始め方について知ることもできます。

最初の一歩として、ワークショップはタフティングを始めるハードルをぐっと下げてくれる良いきっかけになると思います。

タフティングは本当に楽しいので、ぜひ一度挑戦してみてほしいです。

 

RUGMATAGは、タフティングを楽しく快適に続ける人が増える活動に注力しています。

Tufter's Voice は、タフティングを始めたい人にとっての「具体的なイメージ」となり、出演者の方の作品・活動の紹介にもつながるコンテンツを目指しています。

yozcaさんのお気に入りアイテムとしても挙げてくださっていた、RUGMATAGの AK-1 カットパイルタフティングガン

Tufting Gun - RUGMATAG  複数のタフティングガンの側面。ハンドルと各機械部品が詳細に写っている。

初めての1台におすすめなのは、スタンダードな 16mm です。
ふわふわとした毛足で、厚みのある質感に仕上げやすく、初心者の方にも扱いやすい毛足の長さです。

さらに、より短い毛足で表現したい場合や、作品に高低差をつけたい場合は、10mm のAK-1と組み合わせて制作するのもおすすめです。

毛足の長さを使い分けることで、立体感や奥行きのある作品づくりが楽しめます。

AK-1 カットパイルタフティングガン

はじめてでも“本格的なラグ”がつくれる、定番のタフティングガン。

RUGMATAGはAKシリーズの日本正規代理店として、国内検品・保証・サポート体制を整えています。
届いたその日から安心してお使いいただけるよう、一台ずつ丁寧に検品し、お届けしています

商品ページを見る

RUGMATAGでは、AK-1以外にもさまざまな表現が楽しめるタフティングガンをご用意しています。
毛足の長さやパイルの種類によって、作品の仕上がりは大きく変わります。
あなたの作りたい表現に合う1台を、ぜひ探してみてください。

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