バッキングクロスの仕上げ方|初心者でもきれいに仕上がる7ステップ
こんにちは!
大阪のタフティング専門店「RUGMATAG(ラグマタグ)」店長のクリスです。
「バッキングクロスが上手く貼り付かない‥」
「バッキングテープってどう使えばいいの?」
そんなお悩み、よくご相談いただきます。
今回は、バッキングクロス+バッキングテープを使った裏面仕上げの方法を、写真付きでわかりやすくご紹介!
初心者さんでも失敗しにくいコツもご紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください!
バッキングクロスとは?
バッキングクロスとは、ラグの裏面を覆って仕上げるためのラグ専用裏地(布)です。
裏面の打ち込み部分を保護し、見た目もすっきり整えてくれるアイテム。
ただし、バッキングクロス自体には滑り止め効果はありません。
そのため、以下のような作品への使用がおすすめです。
・壁掛けアートや小物など、床に敷かない作品


・大きくて重みがあるため滑りにくいラグ
・四角い形や、緩やかにカーブした形の作品(複雑なラグの形には向きません)

RUGMATAGで取り扱っている3種の接着剤(防ダニタイプ/ラジテックス/エコシェル)すべてと相性◎です!
バッキングクロス仕上げの手順【7ステップ】
それでは、実際の仕上げ方法をステップごとに見ていきましょう!
① 裏面に接着剤を塗る


打ち終わったラグの裏側に、作品より3〜5cm広めに接着剤を塗り広げます。
ポイント
・バッキングクロスがしっかり貼れるよう、打ち込みの際に周囲に5cm以上は余白を残しておきましょう!
② バッキングクロスをかぶせて貼る

あらかじめ作品よりも大きめにカットしたバッキングクロスをかぶせます。
表裏の向きはありません。

シワにならないよう、端から引っ張りながら丁寧に貼っていきましょう。
ポイント
・軽く接着剤がにじむくらいしっかり押さえて貼ると、密着力がUP!
③ 周囲も丁寧に接着する

接着剤を広めに塗っておいた部分(3〜5cmの余白)も、 タフティングクロスとバッキングクロスを優しく貼り合わせます。
⚠︎注意 ・強く押しすぎると、表面に接着剤が染み出してしまうことがあるので、力加減に注意!
④ しっかり乾燥させる

貼り付けたら、しっかり24時間以上乾燥させます。
気温・湿度・接着剤の種類によっては乾燥時間が前後するので注意してください。

フレームを壁に立てかけて乾かす場合は、クロスがずれないよう釘で固定しておくと安心です。
⑤ 作品を切り出す
完全に乾いたら、作品を縁より約2cmほど大きめに真っ直ぐカットします。

この余白が、折り返し処理をするための部分になります。
ポイント
・バッキングテープ(幅3cm)を当て、カット幅の目安を確認しておくと失敗しにくいです◎
⑥ 縁を折り返して接着する

カットした縁を裏側に折り返して接着します。

この時、グルーガンを使用すると時短できます。

③の時点でクロス同士がしっかり接着できていれば、一体化している状態で作業がスムーズです。
⑦ バッキングテープで仕上げる

最後に、バッキングテープ(別売り)を使って縁をカバーします。
仕上がりがぐっときれいになるコツはこちら
💡ポイントまとめ
・白い糸で縫われた面が、内側になるように貼る

・始まり部分は折り返して“ほつれ止め”処理をする

・毛糸が打ち込まれているギリギリのラインまで覆うと綺麗に仕上がります◎

・角は切らずに、折り返して処理しましょう


・最後もほつれないように折り返して出来上がり!

おわりに
バッキングクロス仕上げは一見むずかしそうに見えますが、一つひとつ丁寧に進めていけば、誰でもきれいに仕上げることができます。
とくに、販売用の作品や、大切なプレゼントラグなどには、裏面までしっかり美しく仕上げることで、作品の価値もぐっと高まります。
ぜひ、あなたのとっておきの作品にも取り入れてみてくださいね!
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