Tufter's Voice #09|でっぱマニア
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タフティングを続ける人の、リアルな声。
Tufter's Voice #09
タフティングを趣味や仕事で続ける方に聞く、インタビューシリーズ。
第9回目のゲストは、
大阪で活動する でっぱマニア さんです。
自身も飼っているチンチラをモチーフに、ラグやオリジナルグッズを制作・販売するでっぱマニアさん。
タフティングを始めた頃は、思うように作品がつくれず、なかなか反応も得られない日々。一度は活動を休止した時期もありました。
その後、会社を退職したことをきっかけに、再びタフティングの世界へ。
「チンチラは可愛い」。その変わらない気持ちを支えに、もう一度作品づくりを始めました。
お客様の声から生まれた「チンチラおやすみマット」は、今では人気作品のひとつに。

今回は、タフティングを始めたきっかけから、活動を休止・再開した時期のこと、お客様とのつながりから生まれた作品、そして制作を続ける中で感じた喜びやこれからの挑戦まで伺いました。
自己紹介
活動名/地域
でっぱマニア / 大阪
タフティング歴
約2年
今の活動
2026年に、チンチラをテーマにしたフリーマーケットに出展しました。
今後の出展予定はまだ決まっていませんが、定期的にイベントに出展していきたいと思っています。
普段のお仕事
以前は会社員として働いていましたが、退職を機に現在はタフティングを中心としたチンチラモチーフの作品やグッズを制作・販売しています。不定期でセミオーダーの受付も行っています。
制作頻度
基本的に毎日作業しています。
受注生産の作品を制作し、完成したら空いた時間で新しいデザインを考えたりしています。
Instagram: @deppa_tufting
WEB SHOP: でっぱマニア minneショップ
「でっぱマニア」という名前の由来は?
飼っているチンチラ(げっ歯類)をモチーフにした作品を作りたいと思い、チンチラをイメージしてもらえる名前にしました。
作品や活動のスタイルやテーマ
ふわふわのチンチラとタフティングは、絶対に相性がいいと確信していましたが、実際に作ってみるとなかなかチンチラの可愛さを表現できなくて、自分の実力不足に悔しい思いをしました。一目見てチンチラだ!とわかってもらえることを目標に作っています。
あとは、あまり感情を込めすぎないことを意識しています。笑
ハンドメイドなので、気持ちが入りすぎちゃう気がして。
「ありがとうございます……この活動を続けられているのはあなたのおかげです…」という重い感情をいったん抑えて、「チンチラって可愛いですよね〜」くらいの気持ちで作っています。
はじめたきっかけ
たまたま旅行先でタフティングのワークショップを見つけて、ラグを作ったことがきっかけです。
それまではタフティングというもの自体を知りませんでした。
実際に作ってみるとすごく愛着が湧いて、完成品が届くのが待ち遠しかったです。
タフティングは、多少うまくできなくてもそれが「味」や「ぬくもり」になるので、私でも始められるかも、と思ったのがきっかけでした。
最初の作品
飼っているチンチラをモチーフに作りました。今思うと「チンチラ??」な作品ですがお気に入りです。
難しかったこと/これならできそうと感じたこと
バリカンを使ったカービング処理やハサミでの仕上げが思ったより難しくて、SNSで見ていた他の方の作品のように綺麗に仕上げることができなくて、何度もくじけそうになりました。
ラグマタグさんにアドバイスをもらってなんとか慣れてきましたが、まだまだ修行中です。
初期費用と最初に揃えたもの
初期費用:5~6万円くらいだったと思います。
最初に揃えたもの:フレームは節約しようと思って、ホームセンターのDIYスペースで自作しました。
完成した大きなフレームをホームセンターから汗だくで持って帰りました。
作業場所
リビングの一角を作業スペースにしています。
道具は寝室にまとめて収納していて、使うものだけをリビングに移動して作業しています。
音の感じ方と対策
思っていたよりも音は気になりませんでした。特に苦情が来たことはありませんが、マンションなので、できるだけ日中に作業するようにしてます。
はじめる前の不安と、実際どうだったか
当時は今ほどタフティングの情報が多くなかったので、タフティングよりも情報の多かったパンチニードルの動画を参考にするなど、手探りで制作していました。
裏地の処理にもすごく悩んで、色々な方法を試して、RUGMATAGさんに相談したこともあります。
今は作品の用途やサイズ感によって裏処理を変えています。
タフティングは失敗してもやり直せるところが良いところだと思います。
ただ、始めたばかりの頃は特にやり直すことが多くて、糸を無限に消費していました。
試作も何個作ったのか数え切れません。
最初に用意してよかった/おすすめの道具
モチベーションが下がった時期と、また作りたいと思えたきっかけ
タフティングを始めたものの、最初は技術面でもデザイン面でも実力不足で、作っても手ごたえも反応もなくて、少し活動を休んでいた時期がありました。
その後、体調を崩したことをきっかけに会社を退職し、そのタイミングで本格的にタフティングの活動を再開しました。
体調不良がきっかけではありましたが、そうでもなければモノづくりの活動をしていなかったと思うので、今ではよかったと思っています。それにイベントの準備などで忙しくしてる間は体調の悪さを忘れて集中できたことも嬉しかったです。
今でも作品を作りながら、「可愛いと思ってるのは自分だけかも」「売れないかも」と不安になる時がありますが、「チンチラは可愛い」ということは揺るぎない事実なので、それだけを信じて頑張っています。
「自分らしさが出たな」と感じる作品
「チンチラおやすみマット」という、大きめサイズのラグです。
お客様から「大きめのラグを作る予定はありますか?」と聞いていただいたことがきっかけでした。
これまで小さめの方が買いやすいだろうと勝手に決めつけていましたが、
実際に作ってみたら思っていた以上に反響があり、今では人気の作品になっています。
一人で制作していると、どうしても客観的に作品を見ることが難しいので、お客様からコメントやアイデアをいただけることがすごくありがたいです。
作品に使う毛糸を選ぶとき、意識していること
ずっとソフトアクリル毛糸を使っていました。もこもこの質感が一番チンチラっぽいと思って。でも試しにアクリル毛糸(MB210)を使ってみたら色の表現がしやすくて、今はアクリル毛糸をメインで使っています。ウール毛糸も試しました。決めつけずにもっと早い段階から色々な毛糸を試しておけばよかったな、と思います。
「作品づくりがしやすくなった」と感じた道具
100均のくしです!
RUGMATAGさんにおすすめしていただきました。
それまでは「目打ち」を使って毛流れを分けていたのですが、くしの持ち手の部分を使った方が色の境界線を分けやすく布も傷みにくいので、効率が上がりました。
タフティングをやって一番良かったこと/嬉しかった瞬間
作品が売れたときです。
これからはやりたいことをして生きる!と会社を辞めたものの、なかなか作品が売れなかったので、初めて作品が売れた時本当に嬉しくて人生で初めて嬉し泣きしました。
ドキドキしながら梱包して、(レターパックだったので)ポストに投函して、ポストの前で「買ってくれた方にいいことがありますように」と手を合わせたことを覚えています。笑
つくったラグはどうしてますか?
基本的に販売用として制作しています。
タフティングをはじめてからの"自分の変化"
感動することが増えました!
SNSで応援のメッセージをくださる方や、イベントに足を運んでくださる方など、温かい方ばかりで、本当にたくさんの力をもらっています。
作品によっては発送までお日にちをいただくこともあるのですが、
「待っている時間も楽しい」と言ってくださった方がいて、
届くまでの時間も含めて楽しみにしてもらえているんだと思うとすごく感動しました。
購入後に感想をメッセージで送ってくださる方も多くて、いただいたメッセージはスクショして保存して元気を出したい時に見返しています。
もちろん連絡がなくても、私の作品を選んでくださっただけで十分嬉しいです。
もう一つは、インテリアが好きなので、「このスペースにこういうラグがあったらいいな」と思ったものを、自分で作れるようになったことです。
欲しいものを自分で形にできるというのも、タフティングを始めてよかったことの一つです。
RUGMATAGを初めて利用した理由を教えてください
タフティングのワークショップに行ってから、実際に始めるまで1年くらい悩みました。
そんなとき、近所にRUGMATAGさんというタフティング専門店があることを知り、行ってみたらスタッフの方が丁寧に説明してくださり、「困ったことがあれば相談してください」と言っていただけたことで、始める決心がつきました。
RUGMATAGで購入・利用した中で、お気に入りのアイテムや印象に残っていることはありますか?
初めてイベントに出ることが決まったとき、
制作した作品を持ってRUGMATAGさんに相談に行きました。
カービング処理を実際に実践しながら教えていただいたり、道具の使い方を教えていただきました。
それまで間違った使い方をしていた道具もあったので(バッキングテープの向きを逆にしていたことが判明しました)、イベント前に教えてもらえて助かりました。
勇気を出して相談に行ってよかったです!
これから挑戦したい作品/活動
チンチラ以外のげっ歯類の作品を増やしたいです。
身近にある物が可愛いと、それだけで気持ちが上がって少し頑張ろうと思える気がします。自分の作品も誰かにとってふと目にした時に癒されたり、ときめいたりする作品になれば嬉しいです。
これからタフティングを始めたい人へひとこと!
タフティング仲間がほしいです!
困ったことがあればRUGMATAGさんに聞けばなんでも教えてくれるのでオススメです。 LINEでも相談に乗ってくださいますよ♪
RUGMATAGは、タフティングを楽しく快適に続ける人が増える活動に注力しています。
Tufter's Voice は、タフティングを始めたい人にとっての「具体的なイメージ」となり、出演者の方の作品・活動の紹介にもつながるコンテンツを目指しています。
「決めつけずにもっと早い段階から色々な毛糸を試しておけばよかったな、と思います」と話すでっぱマニアさん。
もこもこの質感を活かせるソフトアクリル毛糸から、色の表現がしやすいアクリル毛糸(MB210)へ。チンチラの毛並みや色味をどう表現するか、毛糸を試しながら追求されています。
RUGMATAGで取り扱うMB210アクリル毛糸は、豊富なカラー展開と、細い糸ならではの繊細な表現が魅力のタフティング用毛糸です。複数の色を組み合わせたMIXカラーや、細かな色表現にも取り組みやすく、でっぱマニアさんのようにセミオーダー作品などで色味にもこだわりたい作品づくりにもおすすめです。
また、国内の敷物工場でも使用されている高品質のアクリル毛糸で、デザイン性だけでなく、敷物として使うラグにも適した耐久性のある仕上がりを目指せます。
「色にこだわりたい」
「細かな表現を楽しみたい」
「長く使える作品に仕上げたい」
そんな方は、ぜひ作品づくりに取り入れてみてください。