【初心者必見/How To】サイズぴったりにタフティングでラグを製作する方法 - RUGMATAG

【初心者必見/How To】サイズぴったりにタフティングでラグを製作する方法

(2024年8月10日更新)

こんにちは。大阪の森ノ宮でタフティングのワークショップと機材・資材の専門店を運営しているTufting studio & shop RUGMATAG(ラグマタグ)です。

今回の担当は店長クリスです!

いつもブログを読んでくださっている皆さまありがとうございます!

先日、新人スタッフみうらにブロックチェックのデザインを使って、サイズぴったりにラグを制作する方法について説明・指導をしました。

その様子をブログにまとめましたので、タフティングで作品を作る時にいつも想定していたサイズよりも大きくなるといったお悩みをお持ちの方の参考になれば幸いです!


今回のデザイン

左半分が緑と白、右半分が紫と白のチェック柄がデザインされたタフティングラグの画像。ラグは床に敷かれています。

20×30cmのブロックチェックのデザインです。
1
マスあたり5cmの正方形となっています。
比較のため、右半分は今ある知識で綺麗に打ち込んでもらって、左半分は指導をしてから打ち込みをしてもらいました。
毛糸には、RUGMATAG WOOLYARNを使用しています。

Before

まずは白と紫で、いつも通りに打ち込んでもらいました。
下書きの線に沿って打ち込み、縁部分は三重に打ち込みをしています。

表面はこちら

紫と白のブロックチェックのラグの画像、ひとつひとつのマスの大きさが少し不揃いです。

ひとつひとつのマスの大きさが不揃いで、色と色の境目が混ざっている箇所が多くあります。

みうら:打ち込み面から見れば、綺麗に打ち込めたと感じましたが、まさかこんな風になっているとは驚きました。

実はブロックチェック、簡単そうに見えて初心者の方にはすごく難しいデザインなのです。

ですがコツをつかめば綺麗に作れるので、ぜひ下記ポイントを守って制作してみてください。


まずはポイント解説の前に‥

 

タフティングフレームに布を貼り付けている写真。奥には鉛筆が写っています。

綺麗に制作するためには、布張りもとても重要です!

布目をしっかり揃えて基布を張ることはできていますか?

特にブロックチェックなど直線が主要なデザインの場合は、通常よりも丁寧に布を張りましょう。

 

ではさっそくポイントを解説していきます。

 

サイズぴったりにつくる7つのポイント

定規とマジックを使ってタフティングクロスにブロックチェックの下書きをしている様子の画像。奥の棚には毛糸が並んでいます。

ポイント1

下書きの際、全ての辺を測ること

・布に下書きをする際に、サイズを測る時は一辺ではなく全ての辺、変形の場合は目安を作っていくつかのポイントを測るようにしましょう。

 

タフティングクロスにマジックで四角が書かれている画像。

ポイント2

下書き線は布目にそってまっすぐ書くこと

下書き線が歪むと作品も歪んでしまいます。同じ布目に線を引くように心掛けましょう。

 

ポイント3

書く前と書いた後の2回、サイズを確認

下書きのラインが引き終わったら、再度測定してサイズの確認をしましょう。

 

これで準備は完了!

実際に打ち込みをしていきます。

タフティングクロスに打ち込まれた毛糸の長さをメジャーで図っている様子の画像

ポイント4

下書き線より少し内側に打ち込みましょう

ライン上に打ち込みをするとサイズが大きくなってしまう為、ラインの内側に収まるように打ち込みをしましょう。

タフティングガンを使って毛糸を打ち込んでいる様子の画像。ブロックチェックを作っています。

ポイント5

輪郭をとってから中を埋めていきましょう

必ず輪郭取りをしてから、中を打ち込んでいきます。丁寧な塗り絵をするようなイメージでタフティングをしましょう。

タフティングクロスに打ち込まれたオレンジの毛糸を触っている画像。

ポイント6

1マスあたりの打ち込む数を揃えること

縁取りを行い、中を埋める際は、打ち込む本数を数えながら打ちましょう。正確に打ち込まれていれば、同じ数で打ち込むことが可能です。空いているスペースに同じサイズのマスを準備し、練習してみるのもおすすめです。

 

タフティングクロスに打ち込んだブロックチェックのサイズをメジャーを使って確認している様子の画像

ポイント7

打ち込み後、サイズの最終チェック

糊付けする前にサイズの最終チェックを行ない、もしサイズが合わなかったら修正しましょう。

 

では、7つのポイントを意識して打ち込みを行なってもらったのがこちらです。

 

After

白と緑のブロックチェックのラグの画像。マスが均一のサイズになっています。

いかがでしょうか。

色と色の境目がしっかり確認でき、マスのサイズも綺麗に揃っています!

みうら:打ち込みで意識することが増えましたが、作業を続けるうちにすぐに慣れました!

比較

裏面

タフティングクロスに打ち込まれた毛糸の裏面の画像。白と緑、白と紫のブロックチェックが左右に分かれています。

表面

タフティングクロスに打ち込まれたラグの画像。真ん中でブロックチェックの色が分かれていて、左側の白と紫はマスが不均一、右側の白と緑のブロックチェックはマスが均一になっています。

では最後にサイズの比較をしていきます!

指導する前に打ち込んだブロックチェックのサイズをメジャーで確認している画像

 まず、初めに指導無しで打ち込んだ面は

20.5×31センチでした。

およそ0.51センチほど大きく仕上がりました。

指導してからつくったブロックチェックのサイズをメジャーで図っている画像。

次に指導後打ち込みを行なった面は

20×30センチで、サイズぴったりに制作する事ができました! 


まとめ

 今回はラグをサイズぴったりに制作する方法についてまとめました。
わずかなポイントに意識を向けるだけでも、作品に違いが出ることがお伝え出来たかと思います。

最後まで読んでくださった皆さまも、ぜひチャレンジしてみてください! 

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    今回は、ビートメイカー、ラッパー、エンジニアとして活躍されているCosaquさんのスタジオで使用されるラグを納品いたしました。

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  • ラグマタグの作業スペース。鮮やかな毛糸とタフティングツールが並び、作業台でタフティングに集中している人物がいます。完成品や資材が整然と配置されています。

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