タフティング作品をもっと長く楽しむために。ラグの「折り返し仕上げ」とは?

タフティング作品をもっと長く楽しむために。ラグの「折り返し仕上げ」とは?

 

執筆:RUGMATAG 店長 栗巣

ラグの縁を内側に折り返して固定する「折り返し仕上げ」で、より長く使えるラグに。

切りっぱなし仕上げとの違いから、専用の速乾接着剤を使った仕上げ方までわかりやすくまとめました。

こんにちは。大阪のタフティング専門店 RUGMATAG(ラグマタグ) 店長の栗巣です。

せっかく時間をかけて作ったラグ。

自分で使うものはもちろん、誰かにプレゼントしたり、作品として販売したりするなら、できるだけ長く楽しんでもらえるものに仕上げたいですよね。

完成したRUGMATAGロゴラグを確認する手元

そこで、ラグの仕上がりにもう一歩こだわりたい方におすすめなのが、縁を内側に折り返して固定する「折り返し仕上げ」です。

タフティングラグの縁とパイルのクローズアップ(RUGMATAG)

クロスを切りっぱなしにせず折り返すことで、ラグの縁を保護し、より耐久性のある仕上がりを目指すことができます。

こんな方におすすめです。

  • ラグ作品を販売している
  • 誰かにラグをプレゼントすることがある
  • 作ったラグをできるだけ長く使いたい
  • 毛糸や表面だけでなく、裏面の仕上げにもこだわりたい

この記事では、切りっぱなし仕上げとの違いから、折り返し仕上げのメリット、専用の「折り返し仕上げ用 速乾接着剤」を使った仕上げ方までご紹介します。

 

ラグの縁、使っているうちにほつれてきたことはありませんか?

タフティングラグを切りっぱなしで仕上げている場合、仕上げ方や使用環境によっては、少しずつ縁が傷み、ほつれが気になってくることがあります。

切りっぱなし仕上げのグリーンとパープルのタフティングラグ、縁のほつれ例

もちろん、切りっぱなし仕上げ自体が悪いわけではありません。

縁まで接着剤をしっかり塗布し、クロスを2〜3mm程度残して適切に仕上げれば、すぐにほつれてしまうものではありません。

切りっぱなし加工で仕上がったタフティングラグの裏面の様子

切りっぱなし仕上げの方法は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

▶︎ 切りっぱなし仕上げの方法を見る

一方で、次のような場合は縁に負担がかかり、ほつれにつながることがあります。

  • 縁部分まで十分に接着剤を塗布できていない
  • クロスを2〜3mm程度残さず、短くカットしている
  • ロボット掃除機が日常的にラグの縁を通る
  • キャスター付きの椅子がラグの上を行き来する

作った直後はきれいでも、ラグが実際に使われる時間は、完成してから始まります。

「せっかく作ったラグを、できるだけ長く使いたい」
「プレゼントした相手に、長く楽しんでもらいたい」
「販売した作品を、購入してくださった方に長く使ってもらいたい」

そんな方におすすめしたいのが、縁まで保護する「折り返し仕上げ」です。

 

 

切りっぱなしと折り返し、どう違う?

どちらもタフティングラグに使える仕上げ方法ですが、それぞれに特徴があります。

切りっぱなし仕上げ

ストレートハサミでメッシュ加工のものを切りっぱなしに仕上げる

クロスの端を2〜3mm残してカットする、シンプルな仕上げ方法です。

メリット

・仕上げが簡単で早い
・複雑な形のラグにも対応しやすい

注意点

・縁が露出するため、仕上げ方や使用環境によってはほつれにつながることがある
・専用の裏地用メッシュが必要

折り返し仕上げ

折り返し仕上げ用速乾接着剤を使い、タフティングラグの縁をアイロンで固定している作業風景。

クロスを内側へ折り返して固定し、縁を包むように仕上げる方法です。

メリット

・縁を保護でき、より耐久性を高めやすい
・縁まできれいに整った仕上がりになる

注意点

・形状によっては折り返しが難しい場合がある
・折り返し部分を固定する接着剤が必要

「どちらが正解」ということではなく、作品の形や用途に合わせて仕上げ方法を選ぶのが大切です。

その中でも、耐久性を重視する作品には、折り返し仕上げがおすすめです。

 

 

折り返し仕上げをスムーズに。「折り返し仕上げ用 速乾接着剤」

折り返し仕上げ用速乾接着剤のボトル容器(RUGMATAG)

折り返したクロスを固定するときにおすすめなのが、国内の敷物工場でも実際に使用されている「折り返し仕上げ用 速乾接着剤」です。

一般的なラグ裏面用接着剤とは用途が異なり、折り返した縁を固定するために使う専用接着剤です。

商品の詳細は、下記のページからご覧いただけます。

▶︎ 折り返し仕上げ用 速乾接着剤を見る

 

この接着剤のポイント

① アイロンで素早く固定できる

接着剤を塗布し、クロスを折り返してアイロンで圧着することで、折り返し部分を素早く固定できます。

② 販売作品や複数制作する方にも

折り返し仕上げを効率よく行えるため、作品を何枚も制作する方や、販売するラグの仕上げにもおすすめです。

 

 

折り返し仕上げの方法

1|裏地を貼って乾燥させる

折り返し仕上げ用速乾接着剤とアイロンを準備する工程

ラグの裏面から、お好みの折り返し幅まで裏地用メッシュなどの裏地を貼り、ラグ用接着剤を塗ってしっかり乾燥させます。

2|折り返し幅を残してカットする

はさみで折り返し幅を残してタフティングクロスをカットする工程

お好みの折り返し幅を残してクロスをカットします。

※折り返し幅を均一に整えておくと、仕上がりがきれいになります。

3|アイロンで折り癖をつける

タフティングクロスの折り返し部分にアイロンで折り癖をつける工程

速乾接着剤を塗る前に折り返す部分を、中温に設定したアイロンで押さえて折り癖をつけておくと、その後の作業がしやすくなります。

4|速乾接着剤を塗る

速乾接着剤のノズルでクロスの縁に薄く接着剤を塗布するクローズアップ

ご使用前にボトルをよく振って中身を均一にしてから、折り返し部分の端に「折り返し仕上げ用 速乾接着剤」を少量ずつ塗布します。

※塗布後、キャップのノズル部分などで薄く塗り広げると、縁まできれいに貼り付けやすくなります。

5|折り返してアイロンで固定する

折り返したタフティングクロスをアイロンでしっかり押さえて固定する工程

縁を内側へ折り返し、アイロンで上からしっかり押さえて固定します。

6|角を整える

タフティングラグの角を折り返し幅に合わせてはさみでカットする工程
折り返し後のラグの端、裏地用メッシュと縁のクローズアップ

角は折り返したときにクロスの厚みを軽減するため、斜めにカットして接着します。

塗る → 折り返す → アイロンで固定。

折り返し仕上げの完成例(タフティングラグ2)

これで折り返し仕上げの完成です。

下記のページから使用方法のリール動画をご覧いただけます。

▶︎ Instagramのリール動画を見る

 

まとめ|表面にこだわったら、次は裏面まで

タフティングを続けていると、少しずつ作品へのこだわりも増えていきます。

  • もっときれいに打ち込みたい
  • もっと良い毛糸を使いたい
  • 表面をきれいに仕上げたい

そして、その次は「裏面仕上げ」にも。

自分で使うラグも、誰かに贈るラグも、販売する作品も。

せっかく時間をかけて作ったものだから、完成した瞬間だけではなく、その先もできるだけ長く楽しんでもらえるラグへ。

作品づくりの最後のひと手間に、「折り返し仕上げ」を取り入れてみませんか?

折り返し仕上げ用速乾接着剤のボトル容器(RUGMATAG)

「折り返し仕上げ用 速乾接着剤」は、RUGMATAGオンラインストア・店頭にて販売しています。

▶︎ 速乾接着剤の商品ページへ 

RuffRuff Apps RuffRuff Apps by WANTO
ブログに戻る
1 3
1 3